外壁・屋根

モルタル造形のやり方|岩・レンガ風の質感を作る手順

更新: 吉田 健太
外壁・屋根

モルタル造形のやり方|岩・レンガ風の質感を作る手順

モルタル造形は、モルタルが硬化しきる前にコテや千枚通しで彫り込み、石や岩、レンガの質感を作る左官系の技法です。塗装で見せるのではなく、まず下地に食いつかせて厚みを確保し、乾く前の短い時間で形を決めるところに成否が出ます。

モルタル造形は、モルタルが硬化しきる前にコテや千枚通しで彫り込み、石や岩、レンガの質感を作る左官系の技法です。
塗装で見せるのではなく、まず下地に食いつかせて厚みを確保し、乾く前の短い時間で形を決めるところに成否が出ます。
業者依頼では1平米あたり10,000〜35,000円ほどかかりますが、材料と段取りを組めばDIYの射程に入る一方、下地処理と時間管理を外すと剥がれやすくなります。
現場で新人に最初に彫らせると、ほぼ全員が開始を遅らせて表面を硬くしてしまい、彫るというより削る作業になって角を欠くので、彫りどきは思っているより早いと最初に覚えておくべきです。

モルタル造形の仕上がりと5工程の全体像

モルタル造形は、塗ったモルタルが半硬化のあいだに彫り進めて、擬岩や擬木、レンガの凹凸を作る左官技法です。
塗装だけで質感を描くフェイク塗装と違い、実際に立体が残るため、離れて見ても光の当たり方が平板になりにくいのが強みでしょう。
工程は下地から保護までの5段階で、造形とエイジング塗装の間には乾燥を挟むため、作業は最低でも2日に分けて考える必要があります。

モルタル造形が石・岩・レンガに見える仕組み

見え方の核は、表面に本物の凹凸を持たせる点にあります。
厚みは15mm以上を確保しつつ、擦り塗りで下地に食い込ませ、そこからカービングで割れ目、目地、層理を起こすと、陰影が実物に近づきます。
たとえば目地の通ったきれいなレンガだけでなく、改修を重ねた年季の入ったレンガ、擬岩、擬木、漆喰風まで表現でき、モダンからアンティークまで対応しやすいのがこの技法の幅です。
実物の岩を住宅に持ち込むのは重さもコストも厳しいですが、造形ならその重圧を避けながら、岩らしさだけを壁面に残せます。

下地から保護塗装まで5工程の流れ

流れは、下地作り、擦り塗り・盛り付け、カービング、エイジング塗装、保護コーティングの5工程です。
品質を左右するのは最初の下地で、防水シート、ラス網の伏せ込み、下地モルタル、くし引き柄、粉じん除去とプライマーが抜けると、後工程でどれだけ彫り込んでも剥離の不安が残ります。
盛り付けでは一度に厚く載せず、5mmごとに積み上げていく感覚が扱いやすく、ダレを抑えやすいです。

造形に必要な厚みは15mm以上ですが、ここを急いで一気に盛ると端から硬化が進み、彫る頃には目地が入らないことがあります。
外壁の現場で初めて任されたとき、いつもの左官の感覚で広めに塗り広げたら、端が先に固まり、その面だけ塗り直しになりました。
モルタル造形は塗る面積を「自分が彫り切れる速度」から逆算する仕事で、DIY教室でも工程表を見せないまま始めると、必ず「今日中に色まで塗れますか」と聞かれます。
乾燥待ちを最初に共有しないと、半乾きのまま塗装して色がにじむ失敗につながります。

初挑戦は小面積から始めるべき理由

カービングは時間との戦いです。
半硬化の手応えを逃さないうちに、目地の割り付けや岩肌の割れを入れなければならず、面積が広いほどスピード勝負の色が濃くなります。
業者に依頼すると看板や10平米程度の小規模壁面で10万〜35万円、外壁・店舗の大規模施工で50万〜150万円以上かかるため、DIYに向くのは確かにこのコスト差を埋めたい場面です。
ただし費用対効果は小面積のほうが高く、初挑戦は花壇の立ち上がり、門柱の一面、練習板のように1回の練り分で塗り切れる範囲が適しています。
筆者の経験でも、広い面ほど硬化との競争が厳しくなり、落ち着いて形を追う余裕が消えました。
まずは小さく始めて、彫る速度と材料の持ち時間を身体で覚えましょう。

造形用モルタルと道具の選び方

造形用モルタルは、普通モルタルよりも粘りが強く、垂直面に厚く盛ってもダレにくいように調整されています。
硬化前にコテや千枚通しで刻む前提なので、彫ったエッジが立ちやすいことが決定的な違いです。
造形向けのギルトセメントは1袋5,500円(税込)前後、送料550円で2袋以上なら無料という価格帯で、まず1〜2袋を使って小面積で試す買い方が現実的でしょう。

造形用モルタルと普通モルタルはどう違うか

普通モルタルで擬岩を作ろうとすると、表面を盛ったそばから自重で垂れ、彫ろうとしても端が崩れやすい。
これは強度を出しやすい配合と、造形に必要な「形を保持する粘り」が別物だからです。
自分で練る基本配合は砂6・セメント2・水1で、JIS規格で一般的に推奨されるセメント1:砂3(質量比)より造形向きの腰を持たせています。
筆者の現場感覚でも、普通モルタルは盛り上げた瞬間に負けやすく、受講者がコスト削減目的で選んだ結果、その日のうちに形にならなかったことがありました。
値段の差は、まさにその粘りの差です。

コテ・カービングツール・塗装道具の最低限セット

道具は最初から全部そろえなくても進められます。
造形側は大小のコテ、コテ板、千枚通し(ポイントツール)、刷毛跡を付けるブラシ類があれば形になり、塗装側は大小の刷毛、色を伸ばすウエス、霧吹きが基本です。
筆者が最初に買ったのは高価なコテ一式でしたが、実際に一番使ったのは千枚通しとブラシでした。
目地やクラックは細い先端で入れ、風化の表情はブラシで叩くだけで出るので、使用頻度の高い細物から買い足すのが正解です。

ℹ️ Note

ゴム手袋・軍手・マスクは省かないでください。セメントはアルカリ性が強く、素手で長く触ると手荒れでは済まないことがありますし、粉体を練るときの粉じんも避けたいところです。刷毛やウエス、霧吹きは、エイジング塗装で薄い色を何層も重ねるときにも効きます。

大きな岩を作るときのEPS下地の考え方

大きな岩や厚みのあるモチーフは、モルタルだけで積むと重量と収縮が先に問題になります。
そこでEPS(発泡スチロール)やスタイロフォームで芯の形を作り、その上にモルタルを付ける工法が定番です。
洞窟や大木のようなテーマパークの造形もこの考え方で組まれており、DIYでも材料を節約しながら軽く仕上げやすい。
厚みを出したい部分ほど下地で体積を持たせ、表面のモルタルは「見た目と質感を作る層」と割り切ると扱いやすくなります。

下地作りと擦り塗り:仕上がりの9割が決まる工程

モルタル造形は見た目の軽やかさに反して重量物で、しかもデザイン次第では端部が極端に薄くなります。
だからこそ下地づくりは省けず、下地用モルタルにラス網を伏せ込み、さらに食いつきを作ってから造形に入る流れが要になります。
外壁で剥がれた造形を撤去したとき、裏面がくし引きのないツルツルのままだったことがあり、出来の良さとは無関係に、下地を飛ばした数十分が数年後の剥落につながると痛感しました。

防水シート・ラス網・下地モルタルの重ね方

木部の壁に施工するなら、合板の上に防水シートを張り、その上でラス網を留め、珪砂や砕いた発泡スチロールを混ぜた下地用モルタルを載せてから造形用モルタルへ進みます。
防水シートは単なる気休めではなく、下地の木が水を吸って内側から傷む流れを断つための層で、これを省くと表面が無事でも内部から破壊が進みます。
ラス網は下地用モルタルを抱かせる骨組みで、造形を面で支える役目を持つので、ここが甘いと仕上がりの美しさ以前に保持力で負けます。

既存のコンクリートやモルタル面なら、粉じん除去とプライマーで接着を底上げします。
表面に残った粉は、見た目では分からなくても接着の縁を切る薄い層になり、モルタルが乗ったように見えても密着していない状態を作るからです。
清掃を別作業と考えず、下地処理そのものとして扱うと、後工程の安心感がまるで違ってきます。

くし引き柄を付けて食いつきを作る

下地には必ずくし引き柄を入れます。
平滑な面に造形用モルタルを重ねても、機械的な引っかかりがないため接着が塗膜任せになり、乾燥後の収縮や衝撃で負けやすくなるからです。
くしの溝は造形材の受け皿であり、そこにモルタルが噛み込むことで、表面張力だけでは持ちこたえられない力を分散できます。

この工程は地味ですが、後から修理で触ると差がはっきり出ます。
くし引きのある下地は、剥がそうとしても点ではなく面で抵抗し、補修時の手応えがまるで違うのです。
特に薄塗りで形を出すデザインほど、見えない食いつきが生命線になります。

擦り塗りで下地の奥まで押し込む

擦り塗りは、コテで薄く置くだけでは終わりません。
下地のくし柄の奥までしっかり押さえ込みながら、ガリガリと擦る音がするくらいの圧で塗っていきます。
5mmで均一に塗ったうえで、5mmごとに任意の厚さまで盛る意識を持つと、薄い層で逃げずに、必要な場所へ必要な量を載せやすくなります。

教室ではこの圧のかけ方を、音で伝えています。
シャーッと滑る音ではなく、ガリガリと擦れる音が出ていれば圧は足りている、と言うと初心者でも再現しやすいからです。
この一層が造形全体を下地に繋ぎ止めるアンカーになるので、実際には最も時間をかける価値が高い工程になります。

盛り付けとカービング:岩・レンガ風を彫り分ける

厚みの出発点は、擦り塗りの上から5mm程度を均一にのせることです。
そこから5mm刻みで盛り重ね、造形に必要な15mm以上を確保すると、面の起伏に余裕が出て彫り込みもしやすくなります。
いきなり厚く盛ると自重でダレやすく、内部の乾きも遅れて後から収縮ひびが出やすいので、薄く積むほうが結果として形が安定するのです。

5mm刻みで厚みを積む盛り付けの手順

盛り付けは、見た目より段取りがものを言います。
夏場の現場で15mm盛ったあとに昼休憩を挟んだら、戻った時にはすでに彫りどきを逃していたことがあり、それ以来、盛り付けを終えたら休憩は取らず、彫り終わってから休む順番に変えました。
表面の水が引き、指で押すと軽く跡が残る硬さまで待てば、刃先が沈みすぎず、角もつぶれにくくなります。
ここを外すと、柔らかすぎて輪郭が甘くなるか、硬すぎて削り仕事になりやすいでしょう。

レンガ風:目地を割り付けて彫る

レンガ風は、彫る前に目地を割り付けておくのが鉄則です。
フリーハンドで進めると途中で寸法がずれ、端で半端なレンガが出てしまうからです。
目地の通った整った壁を狙うなら幅をそろえ、改修を重ねた古い壁を狙うなら少し乱れを入れると、同じレンガでも表情が変わります。
目地線が先に決まっていれば、後はその線に沿って彫るだけなので、迷いが減って仕上がりも締まるのです。

岩風:面を割ってクラックと風化を入れる

初めて擬岩を彫ったとき、きれいに作ろうとして面を均等に割ってしまい、出来上がりが岩ではなく多面体のオブジェになりました。
あの失敗で、自然物は不揃いだから自然に見えるのだと腑に落ちたのです。
岩風では、面を大きく割り、稜線に沿って面取りし、クラックを不規則に入れていきます。
等間隔・等サイズがそろった瞬間に嘘っぽさが立つので、大小も向きも意図的にばらし、最後にブラシで刷毛跡や風化した粗さを与えると、彫り跡が一気に落ち着きます。
目地やクラックの縁を少しぼかすだけでも、硬い人工感が消えて見え方が変わるでしょう。

エイジング塗装で質感と経年感を作る

エイジング塗装は、石・レンガ・木・漆喰のように造形で作った形へ、何年も経ったような古びた質感を色で足していく工程です。
彫りが形を作り、塗装が時間を作る、と分けて考えると配色の迷いが減ります。
しかも仕上がりを決めるのは、派手な色そのものよりも、薄い色を何層も重ねて奥行きを作れるかどうかです。

筆者の経験では、エイジング塗装で失敗する人の9割は色を置きすぎています。
最初の数層は「まだ薄い」と感じるくらいで止めると、下層の色が透けて生き、のっぺりした塗りつぶしになりません。
逆に1色を厚くかぶせると、せっかくの凹凸が単色のペンキ塗りに見えてしまう。
まずは中間色を土台にして、面と目地で明度差を作るところから始めましょう。

ベース色から重ねるエイジング塗装の順序

ベース色は、中間色を選ぶのが基本です。
いきなり最終色へ寄せるのではなく、明るい色を高い面へ、暗い色を凹部へ少しずつ足していくと、造形の光の当たり方に沿って自然に見えます。
エイジング塗装は色を足す作業というより、凹凸に光と影を書き込む作業だと考えると、どこに何色を置くかの判断が早くなるでしょう。

このとき大切なのは、一度に厚く塗らないことです。
何色もの色を薄く薄く重ねるほど、透け感とグラデーションが生まれて、実物らしい奥行きが出ます。
石積み・レンガ風のように情報量が多い造形ほど、色の層が浅いと立体が眠って見えるため、最初から塗膜を作り込みすぎない方が向いています。
コンクリート風のシンプルなデザインは1平米10,000〜20,000円、石積み・レンガ風は20,000〜35,000円以上という差も、必要な手間と層の数がそのまま反映されたものだと捉えるとわかりやすいです。

霧吹きとウエスでグラデーションを作る

霧吹きは、境界をやわらげるための道具です。
表面を軽く濡らしてから色を置くと、顔料が止まりすぎず、にじみながら馴染んでいきます。
乾いた面にそのまま塗ると境目が硬く出やすいので、古びた壁や風化した木のような曖昧な変化を出したいときほど、先に水分を入れる意味が出てきます。
おすすめです。

ウエスで拭き取る工程も、ただ余分な色を消すためではありません。
高い面の色が抜けることで下の層が覗き、長年こすれたような表情になるからです。
さらに刷毛の水分を切ったドライブラシで凸部だけを撫でると、角や出っ張りにだけ粉っぽさが乗り、風化した粒立ちが強調されます。
霧吹き、ウエス、ドライブラシを順番に使うと、塗る・抜く・立たせるの役割が分かれ、仕上げの自由度が一気に上がります。
やってみてください。

目地・凹部に色を落として立体感を出す

レンガ造形で目地だけ先に暗い色を入れたら、それだけで立体感が一段上がって受講者から驚かれたことがあります。
凹部に色を落とすのは、難しい技術というより順序の問題です。
先に影を置けば、面の明るさが勝手に立ち上がるので、誰でも再現しやすい。
目地と面で色を変えると、平面の集合だった造形が急に奥へ引き込まれて見えるのです。

屋外の造形では、褪色の少ない顔料の塗料を選ぶ意味も大きくなります。
紫外線が常に当たるため、発色の良さだけで選ぶと数年で色が抜け、彫った凹凸だけが残った寂しい壁になりかねません。
屋内の店舗内装なら見た目の印象を優先しやすいですが、屋外は時間の経過そのものが見えてしまう。
だからこそ、薄く重ねる工程とあわせて、色が残る前提で設計するのがおすすめです。

ひび割れ・剥離を防ぐ施工管理と屋外メンテナンス

ひび割れと剥離は、見た目の問題に見えても原因は別で、対処を分けるだけで再発率が変わります。
まずはひびの種類を見極め、次に幅に合う補修材を選び、屋外なら再コーティングまで含めて考えるのが基本です。
施工時の気温や風、下地の状態を外すと、同じ材料でも結果が大きくぶれます。

ひび割れの種類と幅別の補修材選び

ヘアクラックは幅0.3mm未満・深さ4mm未満の浅いひびで、造形の表情として残せることもあります。
これに対して構造クラックは幅0.3mm以上・深さ4mm以上が目安で、下地側の動きが疑われます。
ここを混同すると、見た目だけ埋めてもすぐ割れ直し、水が入り込んで凍結融解で一気に広がるので、まず判定が先です。

補修材は幅に合わせて選びます。
微細なクラックにはコンクリートパテやクラック補修材の毛細充填が向き、幅0.3〜2mmなら可使時間が長めのポリマーセメント系が扱いやすいでしょう。
3mm以上、またはVカット後は砂骨材入りの補修用モルタルが合います。
幅に対して硬すぎる材料を無理に押し込むと、補修部よりも周囲から再び割れます。
頭上や人が通る場所なら、ここは妥協しないでください。

気温・風で変わる可使時間の管理

乾燥収縮のひびは、材料の練り混ぜ、配合、下地処理が甘いほど出やすくなります。
とくに高温乾燥は初期収縮を早めるため、朝夕の低温時間帯に施工し、風による急乾を抑えるのが基本です。
真夏の南面で日中に施工した受講者の現場を見たときは、翌日に細かいひびが入って落ち込んでいましたが、同じ材料・同じ腕でも時間帯を朝夕にずらしただけで次回は出ませんでした。
環境管理は技術以前の要素です。

凍結や高温時は硬化時間そのものが変動するので、作業は前倒しで組み、彫りどきを逃さないようにしましょう。
湿り気の残る下地にそのまま重ねると、表面だけ先に締まって内部の動きが残り、あとから細かなひびとして現れます。
急がず、急がせず。
段取りの差が仕上がりを決めます。

ℹ️ Note

剥離は造形側の欠陥より、下地側の不備で起きることが多いです。粉じんの残留、プライマー未使用、くし引きの省略、擦り塗りの圧不足は典型で、施工当日ではなく数年後に面で落ちます。

屋外造形を長持ちさせる再コーティング

屋外の造形は紫外線と湿気で塗膜が先に疲れるため、シーラー(コーティング剤)を1〜2年に一度再塗布すると持ちが変わります。
門柱の造形を数年ぶりに見に行ったとき、再コーティングしていた面としていない面で色の残り方がはっきり違いました。
彫りが無傷でも、色が抜けると造形の説得力は半分以下になる。
屋外は塗ってからが本番です。

日常の手入れは難しくありません。
柔らかいブラシや布でホコリと汚れを落とし、頑固な汚れだけ中性洗剤を薄めて使います。
高圧洗浄は塗膜と彫りのエッジを削るので避けましょう。
DIYでの補修や更新が不安なら、業者依頼の相場は1平米あたり10,000〜35,000円で、コンクリート風のシンプルなデザインなら10,000〜20,000円、石積み・レンガ風など厚みのあるデザインは20,000〜35,000円以上が目安です。
高所や広い外壁は足場と安全の問題があるため、無理に踏み込まない判断もおすすめです。

この記事をシェア

吉田 健太

元塗装職人・DIYアドバイザー。建築塗装の現場で10年の経験を持ち、プロの技術をDIY向けにわかりやすく伝えます。

関連記事

外壁・屋根

リシン、スタッコ、吹き付けタイルは、モルタル外壁にスプレーガンで塗材を吹き付けてつくる「吹き付け仕上げ」の代表的な3種類です。現場では、築10〜20年の戸建てで外壁塗装の見積もりにこの名前が並び、自宅がどれなのか分からず不安になる相談を何百回も受けてきましたが、手で触れば数秒で見分けられることが多いものです。

外壁・屋根

木製フェンスとラティスは、紫外線、雨水、木材腐朽菌に常時さらされる屋外部材であり、塗装は見た目を整えるためではなく木そのものを守る防御策です。色あせを放置すると劣化は根元へ進み、内部がフカフカに腐って支柱ごと折れることもあります。

外壁・屋根

トタン屋根やトタン波板の塗り替えは、金属に合う下地処理と塗料の組み合わせを外さなければ、DIYでも十分に狙える作業です。筆者が200件超の屋根外壁を見てきた経験でも、早期剥がれの相談はケレン不足が引き金になっている例が目立ち、色あせやサビが出た段階であれば、

外壁・屋根

ベランダや屋上の「防水塗料」を選ぶときは、まず今ある防水層がFRPウレタンシートコンクリートのどれか、そして傷みが表面だけなのか防水層本体まで進んでいるのかを見極めることが先です。